谷口仁史のNPOや経歴・プロフィールは?プロフェッショナル仕事の流儀に出演!

プロフェッショナル 仕事の流儀

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谷口仁史さんがプロフェッショナル仕事の流儀に出演されます。
ひきこもりや、家庭内暴力など、子どもや若者に対して支援活動を行っている谷口さんの日常に密着されたそうです。

いったいどんな経歴の人なのでしょうか?

谷口仁史さんのプロフィール

名前 谷口 仁史(たにぐち ひとし)
生年月日 1976年
出身地 佐賀県武雄市
出身校 佐賀大学文化教育部 卒業

谷口さんは子供・若者を訪問支援する分野でパイオニア的存在の方で、平成12年から「NPOスチューデント・サポート・フェイス」略称:「S.S.F.」の活動をされているようです。

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NPOスチューデント・サポート・フェイスの活動とは?

支援対象は不登校、ひきこもり、非行、ニートになっている子どもや若者に支援をしているそうです。
スタッフは常勤で29名が在籍しており、その他非常勤も14名、ボランティアスタッフに至っては160名ほど在籍しているようです。

20150831_01NPOスチューデント・サポート・フェイス
平成14年3月までに、8万5千件を超える相談を受け、執筆活動や関係機関とのネットワークを構築するなどして、平成22年度に「子ども若者育成・子育て支援功労者表彰「内閣総理大臣表彰」受賞するなど、活動が社会的に認められているNPOなのです。

主な活動は大きく6つに分かれるそうです。

1「訪問型」相談・支援
臨床心理士や大学生スタッフが家庭を訪問し、若者やその家族にサポートや学習支援を行う

2研修・養成事業
専門家を招いての研修やシンポジウムの開催、支援に関するノウハウを他の期間に提供する

3就労体験・支援事業
150種以上の「職親」と名付けられた職業のネットワークを活用し、労働や就労への自信を養う活動をする

4居場所づくり事業
相談員が常駐する「コネクションズスペース」を作成し、利用者に様々な人とつながる機会を提供する

5支援ネットワーク事業
佐賀県や全国で9のネットワークを構成し、連帯や情報を一元化する

6行政との協働事業
「地域若者サポートステーション事業」「佐賀県子供・若者総合相談センター」「高校中退者等アウトリーチ事業」を受託している

現在の問題に対して、話を聞くだけでなく、具体的に居場所づくりをしたり就労体験をしたりとかなり心強い支援を行っているようですね。

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どうしてSSF(訪問支援)の活動を始めたのか?

きめ細かい相談や訪問支援を続け、SSFが関わった9割の家庭でひきこもり状態からの改善の報告があったそうです。そのため佐賀県では2185人の若者の進路も決定し、若者人口に占める無業者の改善率は全国2位になったそうです。

谷口さんが子どもや若者支援に取り組むきっかけとなったのが家庭教師のアルバイトだったそうです。
校内暴力が激しく学校でも手がつけられないという子供を担当することになったそうです。

「御両親はとても立派な地位の方で、立場としては恵まれた家庭の子どものはずなのに、なぜ暴力をふるうのか。疑問を抱きながら何度か通ううちに、その子は両親から虐待を受けていることが分かったんです。」

出典:よりそい~不登校・ひきこもりに対する民間支援団体の活動事例集~

勉強を教えるということだけでなく、家族や本人へのケア、学校との橋渡しをした結果、その子供は自立出来たそうなんです。しかし、家庭教師の仕事を続けていくとそいういう子供がたくさんいることに気付き、「本当に支援を必要としている人は施設に来ることができない。ならば自分で家庭教師方式で訪問支援をしよう」と思い「SSF」を立ち上げたそうなんです。

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訪問支援(アウトリーチ)でひきこもりが治る?

SSFで最も力を入れているのが本人・家族の同意のもとに行われる家庭訪問「アウトリーチ」です。
ひきこもりやニートは甘え、本人の問題と捉えられがちですが、その原因を探り彼らが苦しんでいる環境を改善しようという発想にはなかなか至りません。

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以前にSSFで支援した若者の中に、祖母と暮らす暴力を振るう少年がいました。
関係者は暴力を振るう本人の性格や発達障害が問題ではないかと思っていたそうなのですが、訪問介護を行うにつれ、母親からの虐待など複雑な問題がわかってきたそうです。

母親は中学時代にひどいいじめに苦しみ、高校は中退。両親から逃げ出すように家出し、若くして少年を産み、やがて夫のDVにさらされ、育児放棄へと至っていたのです。少年を引き取った祖母も、繰り返される孫の非行に次第に精神を病み、老後のたくわえを新興宗教につぎ込んでしまいました。こうした状況がますます少年を追い詰めていたのです。

出典:若者支援を日本活性化の原動力に!

こんな環境いるのにも関わらず、本人の性格のせいなどと言われても改善は難しいですよね。

SSFはその後、母親の支援に取り組み、趣味のサークルに入って社会的孤立しないよう友人を作るよう勧め、高校中退の劣等感を克服するために通信制大学への進学を応援しました

その結果母親は正社員として採用され、管理職として働くようになりました。
その過程で少年も立ち直ることができ親子関係も修復することができたそうです。

子供の改善だけでなく根本的な問題を見つけ出し、家庭をより良い方向へ導いてくれる支援をSSFは行っているのではないでしょうか?

プロフェッショナル仕事の流儀では、そんな谷口さんの日常に迫ります。
気になる方はぜひ番組を見てみてはどうでしょうか?

コメント

  1. 忠庵 より:

    感動しました、誠に心顕れました谷口さん有難う御座います。
    本当に感謝します、私は64歳、夜学の高校出の壮年です。
    学歴社会の世の中で零細企業勤めの悲哀を感じながらも術もなく
    今まで生きるのに無我夢中で、家庭を守る事だけで一杯の年寄りでした
    50代の頃会社の倒産を機に離婚に至り、愛する娘達とも離れ離れになり
    未だ会う事も叶わぬまま年を重ねて参りました、自分の事だけアップアップの
    人生でした、昔から悩み悲しんでいる子供達の力に成りたいと思う気持ちだけで
    自身に多少でも余裕が有れば、貴方の素晴らしい生き方のお手伝いをしたいの
    ですが、未だ叶わぬ一人暮らしの年寄りです、この様な社会の問題に
    向き合う余裕すら無くごめんなさいね、遠方より貴方とお仲間の皆さんの事を
    気持ちだけですが応援させて頂きます、身体を壊されない様お気を付けて。
    世の中の悲しむ子供達が幸せな人生に成られる様心から応援しております。
    ありがとう御座いました。