国立情報学研究所・准教授の山岸順一さんがTBSの番組「夢の扉」に出演されます。
山岸さんは、「失われた声」をよみがえらせる技術で、「音声合成」研究の第一人者として活躍されている人物です。
ALSなど、病気によって失った声を最新技術で救うことのできる山岸さんとは一体どんな人なんでしょうか?
山岸順一さんのプロフィール
年齢 36歳
出生地 東京都
職業 コンテンツ科学研究系 准教授
出身校 東京工業大学工学部情報工学科 卒業
ちょうど山岸さんが大学進学の時期にwindows95が発売され、コンピューターサイエンスが人気の分野になっていました。そこまでコンピューター好きではなかったそうですが、理系人間だった山岸さんが気になる分野であったため東京工業大学工学部情報工学科に進学されたそうです。
意外?!ロックやヘビメタ好きの山岸さん
実は、大学に入ってからバンド活動をしていた山岸さん。
元々音楽を聞くのが好きだったそうで、バンド活動ではドラムを担当していたそうです。
好きな音楽がロックやヘビーメタルというのはかなり意外ですよね。
実際にライブハウス等で演奏をするようになると、ドラムの音を拾うマイクを何本も設置する準備が必要で、見よう見まねでセッティングを自ら行うようになりました。すると、収録の仕方や処理の仕方で全く音の質が変わることを、非常に面白く感じるようになっていったんです。「どうなっているんだろう?工夫すると良い音になるのはなんでだろう?」という知的好奇心が強くなっていき、音に対する興味を強めていきました
好きこそものの上手なれとは言いますが、やはり自分の好きなことにのめり込めるのはとても素敵なことですよね。
ボイスバンクプロジェクトで病気の人を救いたい
山岸さんは最先端の音声合成技術で、第一人者として活躍されています。
いまいちどういう技術か分かりにくいのですが、実はカーナビの音声読み上げ機能や、ボーカロイドなどにも応用されている技術なんだそうです。
その人自身の声だけではなく、他の人達の声を集めて、平均声をつくり、その平均声を基にして、目標の声をつくるという方法を思いつきました
出典:失った声を取り戻す――「ボイスバンクプロジェクト」の挑戦
この技術を使うことで、今まで数十時間から百時間の収録が必要だったのが、10分ほどでその人らしい声を作ることが可能になるそうです。
サッカーJ2のFC岐阜社長・恩田聖敬さんは37歳で難病ALSと診断されました。
ALSは全身の筋肉が急速に衰えていく病気で、発病から1年ほどで声が出しづらい状態になってしまったそうです。
夢の扉では、恩田さんの声のクローンを作る作業に密着されるそうです。
喉の病気といえば、シャ乱Qのつんくさんが、喉頭がんによって声が出せない状態になってしまったのが記憶に新しいですよね。
つんくさんの声もこの技術で戻る日が来るのかもしれませんね。
そんな恩田さんの夢のある技術を応援したいと思います。
気になる方はぜひ夢の扉の放送をチェックしてみてください!
コメント