「炎の妖精」、「ベルばら四強」などの異名をもち、宝塚歌劇団で一時代を築いたタカラジェンヌ、汀夏子さんが、2022年6月3日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演されます。
低迷していた宝塚歌劇団を、今のような超人気歌劇団へと変身させた伝説の舞台『ベルサイユのばら』で主演を務めた汀夏子さん。
いったいどのような方なのが気になってしまい、今回は汀夏子さんを特集することにしました!
汀夏子さんの出身校などの経歴から、あまり公になっていない私生活にまで迫っていますよ。
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汀夏子の経歴や出身校は?
- 芸名:汀夏子(みぎわ なつこ)
- 本名:宮本順子(みやもと じゅんこ)
- 生年月日:1946年12月21日
- 年齢:75歳(2022年6月現在)
- 出身地:大阪府大阪市
- 学歴:大阪女学院卒→宝塚音楽学校卒
- 身長:163cm
- 体重:49kg
- 血液型:O型
汀夏子さんは、大阪女学院を卒業後、1962年に宝塚音楽学校に入学。
1964年に同校を卒業し、同年、宝塚歌劇団に50期生として首席で入団されています。
今でこそ、「西の宝塚、東の東大」と言われるほど、入学が非常に難しいと言われている宝塚音楽学校ですが、1960年代頃までは倍率は3倍程度だったのだそうです。
現在は、20倍以上は当たり前!という難関校。
2021年度と2021年度はコロナの影響からか17倍でしたが、それが落ち着けばまた20倍を超えるようになるかもしれませんね。
ちなみに、宝塚音楽学校と並び称される東京大学の倍率は3倍ほどです(笑)。
ではなぜ、ここまで倍率が上がったのでしょうか。
実はそこに汀夏子さんの功績があったと言えるんです!
1914年創立以来、ずっと赤字続きだった宝塚歌劇団。
しかし1974年に、池田理代子さん原作の漫画『ベルサイユのばら』(1972-1973)を上演したところ、空前絶後の大ヒットとなったのです!
当時、雪組のトップスターだった汀夏子さんは、3代目の男装の麗人・オスカルを演じました。
当時のことを汀夏子さんはこのように語っていらっしゃいます。
「(オスカルは)美しく壊れやすい、人間であって人間離れした ガラス細工のような素敵なものにしたかった。」
引用元参照:https://ameblo.jp
オスカルは、フランス革命の嵐が吹き荒れる時代に、女性でありながら男社会の中に身を置き、人生や愛に悩み葛藤しながら生きた男装の麗人でした。
汀夏子さんのオスカルは、その美しさや苦悩を見事に体現されていたんです。
いや~、剣のような鋭い強さもありつつ、可憐でどこか儚げな美しさですよね~。
この雪組版『ベルサイユのばら』は他の組の公演とともに大成功!
汀夏子さんは、榛名由梨さん、安奈淳さん、鳳蘭さんとともに「ベルばら四強」と呼ばるようになったのです。
『ベルサイユのばら』の大ヒット以降、宝塚歌劇団は大人気となり、宝塚音楽学校の入学希望者も大幅に増えたということなんです。
その後も、1970年代後半の宝塚を牽引し続け、多くのファンに愛される存在となりました。
汀夏子さん
お花のヘアアクセがとてもお似合いです!
美しいドレス姿でもどこかかっこよく思えるジュンコさん♡
収録曲はもしやかっこよかったりして?(((o(*゚▽゚*)o)))楽しみ✧‧˚
収録曲♪星は何んでも知っている/汀 夏子 pic.twitter.com/d7FZhN1Fd3— 麗人~REIJIN~(非公式) (@Reijin_festa) July 19, 2016
ちなみに汀夏子さんて、ファンの方々の間では本名にちなんで「ジュンコさん」と呼ばれているんですよ。
「なつこさん」とか「みぎわさん」じゃないんですね~。
1980年8月31日、入団17年目にして宝塚歌劇団を退団。
退団公演は『去りゆきし君がために』でした。
男役としては小柄ですが、その情熱的でパワフルな演技から「炎の妖精」との異名をとっていた汀夏子さん。
ファンの間では「ジュンコさん以上のタカラジェンヌを知らない」「ジュンちゃんは私の青春でした」「ジュンコさんの退団とともに私の青春は終わった」といまだに強く愛されています。
あの有名な劇作家、寺山修司さん(1935-1983)も汀夏子さんの大ファンで、寺山修司さんが亡くなる直前に彼女のために『汀夏子のためのエチュード』を書いていたというのです!
汀夏子さんは、いまでもその手書き原稿を宝物として大切にされているのですよ。
退団後はコンサートやディナーショーなどを中心に活動されていて、2014年には宝塚歌劇団の創立100周年を記念して設立された『宝塚歌劇の殿堂』最初の100人のひとりとして、殿堂入りされています。
汀夏子の結婚相手は?現在もかわいい?
わお~!近づいて来ました!銀座ヤマハホールでの宝塚OG様!方々の生の舞台!大好きなじゅんこ様!こと汀夏子様!かしちゃんこと貴城けい様!姿月あさと様!超嬉しい! pic.twitter.com/KpCa9K0wVj
— Ukumi (@jyonraly) June 4, 2016
汀夏子さんはご結婚されているのか調べてみましたが、そのような情報はありませんでした。
宝塚歌劇団のファンは圧倒的に女性の数が多く、特に男役には熱狂的なファンが付きます。
そんなファンへの気遣いとして、タカラジェンヌには「たとえ肉親であろうとも男性と一緒に歩いてはいけない」という鉄の掟もあるんです。
ファンのために、宝塚音楽学校の校訓であり、宝塚歌劇団のモットーである「清く正しく美しく」を貫き、恋愛の情報も絶対に外部に漏れないような生活をされていたことでしょう。
そういう生活をしているうちに、結婚をあまり重視されなくなったのかもしれません。
75歳の今でもパワフルな活動を続けていらっしゃる汀夏子さん。
tTOKYO MODERN TIMES 3度目のご出演、汀夏子さん。
今日のリハ 鳥肌が立つほど素晴らしかった。
トランペットと汀さんの歌は相性がいいのです。そして
6/3 来週金曜日の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)にご出演されます。汀さんのご活躍ぶり、本当にうれしいです。 pic.twitter.com/b8qXrQLEi1
— MASAHITO TAKAHASHI (@masatango1962) May 24, 2022
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宝塚時代と変わらぬショートカットと、スリムなスタイル。
男役としてのカッコよさもありつつ、可憐な可愛らしさも健在ですね!
汀夏子の両親(父母)や生い立ちは?
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汀夏子さんのご両親のことも調べてみましたが、こちらも情報を見つけることが出来ませんでした。
しかし、卒業されている学校が「大阪女学院」。
ここは、創立が1884年という大変歴史のある名門私立校で、お嬢様学校ともいわれています。
卒業生には北川景子さんもいらっしゃいます。
このような学校を卒業されているので、きっとご実家はお金持ちのおうちなのではないでしょうか。
また、お嬢様学校に通っていたにもかかわらず、娘さんが芸能の道に入ることを許されたことから、娘さんの意思を尊重するご両親だったこともうかがえますね。
汀夏子、“汗夏子”“釘夏子”など間違えられやすい芸名持ちネタに#汀夏子 #徹子の部屋 https://t.co/q5hmOhwg6K
— マイナビニュース・エンタメ【公式】 (@mn_enta) May 31, 2022
75歳の今でも精力的にステージをこなす、伝説のタカラジェンヌ・汀夏子さん。
これからもそのパワフルな歌声とチャーミングな笑顔で、私たちに元気を与えてくれるでしょう♪
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