能楽師 宝生閑(ほうしょうかん)さんは病気だった?スケジュールや講演に影響はないのでしょうか?その模様が7/1のハートネットTVで放送されます。
能楽師の宝生閑(ほうしょうかん)さんは主役の相手役「ワキ方」をずっと演じてこられた
人間国宝です。
知られざる能楽師の世界
ちなみに、能楽師の世界では一度ワキ方になると、生涯ワキ方を勤めるしきたりがあり、いわゆるずっと脇役を勤め続けている方なんです。しかもワキ方の家に生まれるとワキ方しか
できない決まりがあるのです。
人間だれしも主役になりたい願望があると思うのですが、主役にはなれず、これから先もワ
キ方を演じ続ける宿命は相当な覚悟と忍耐が必要とされそうです。
能楽師になるには?
- 能楽に関心を持つ:能楽を観たり、演奏したりすることから始めましょう。
- 学習:能楽を学ぶために、能楽の歴史、技法、文化などに関する教育プログラムに参加することを検討します。
- 実践:能楽に関する実践経験を積みましょう。これは、能楽のグループに参加したり、能楽師からの指導を受けたりすることから始めます。
- 研鑽:能楽に関連する専門的なトレーニングを続けましょう。これは、能楽師になるための教育プログラムを受けたり、実践経験を積んだりすることから始まります。
- プロフェッショナルとしてのキャリア:能楽師としてのキャリアを開始するために、独学であるいは専門学校でのトレーニングから技能を磨いていくことが大切です。また、能楽師としてのキャリアを積むことができるよう、継続的なトレーニングと実践を続けます。
能楽師 宝生閑さんとは
名前:宝生閑(ほうしょうかん)
生年月日:1934年 5月15日
能楽師 ワキ方下掛宝生流
- 1994年 重要無形文化財(人間国宝)となる
- 1996年 紫綬褒章受章
東京で宝生弥一の長男として生まれるが、祖父である宝生新の家で育てられたようです。
ちなみに初舞台は1941年。1943年の「岩船」でワキ方を務めて以来、なんと70年以上ずっとワキ方一筋で演じられています。
きらびやかな装束の主役(シテ)とは対照的なワキ方は、あまり動きも派手ではなく常に引き立て役に徹することで、緊張感や深みを感じさせます。
「自らの宿命を受け入れて修行に耐え、観客をなぐさめる事だ」
この言葉にも今までの苦労や深みを感じますね。
70年以上の芸歴 体調、病気は?
やはりお年を召された方なので、体調や病気が心配ですね。
一時期は舞台から見ても体調が悪そうな感じがする時もあったようなのですが、今も病を乗り越え舞台に立ち続けているとのことです。
600年以上受け継がれてきた能を守っていくという強い意志を感じますよね。
ちなみに、能が好きで自分もやってみたい!という方。
なんと人間国宝・宝生閑家元から直接お稽古をつけて頂けるそうです!
初心者でも歓迎しているそうなので、一度参加してみてはどうでしょう?
当日の飛び入り参加も自由だそうです。
今後のスケジュールや講演などは大丈夫なのでしょうか?
7/1(水)のハートネットTVにて新たな情報が分かるかもしれません。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
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