コロナ禍で数多くの飲食店が苦境に立たされる中、とある店が1枚の張り紙を出し、SNSで大きな反響を呼びました。
2月13日放送の『ザ・ノンフィクション』にその張り紙を書いたラーメン店店主・えつ子さんが出演されますので、今回は彼女にフォーカスを当ててみましたよ。
いったいなぜ張り紙が炎上を呼んでしまったのか。
店主のえつ子さんとはどんな女性なのか。
そして彼女の父親にも迫ります。
今回はその張り紙を書いたラーメン店店主・えつ子さんにフォーカスを当ててみました。
かつくに【もう限界かも】張り紙の炎上理由は?
- 店名:旨辛麺 かつくに 荻窪店
- 住所:〒167-0051 東京都杉並区荻窪4-32-8 パインマンション荻窪 1F
- 電話番号:03-5335-9779
- 営業時間:【火~金】ランチ11:00~15:00、ディナー17:00~20:00、【土】11:00~20:00、【日】11:00~17:00
- 定休日:月曜
2020年6月2日に東京都杉並区荻窪にオープンしたラーメン店「旨辛麺かつくに荻窪店」。
「コロナに勝つ国に!」という願いを込めて「かつくに」という名を付けたのだそうです。
ここ数年の激辛ブームと、女性店主山崎えつ子さんの女性目線プロデュースのたっぷりもやしが乗ったヘルシーなラーメンで、人気店となりました。
しかし、このコロナ禍で苦境に立たされたかつくにの店主が、お客様に向けて以下のような張り紙を出したところ、大きな話題となりました。
頑張れ!!旨辛麺 かつくに!! pic.twitter.com/acZUlST0KG
— よこみー (@Yokomiy_) May 21, 2021
その内容とは、
もう限界かもしれません
小池百合子都知事の休業命令により
営業していませんでしたが
5/20(木)より営業いたします。
3月からの国からの協力金ももらえず
お恥ずかしい話ですが売る物も(私物)無くなり
このままではお店も1か月もちません。
もう限界です。
皆様、お客様どうかお助けください。
美味しく一生懸命作ります。
「かつくに」を助けてください。お願いします。
店主 えつ子
これは2021年5月のことでした。
コロナ禍で店を閉めざるを得ず、私物を売り払ってでも営業してきたが限界を迎えた、という叫びのようですね。
この張り紙を見て同情したお客さんたちが、しばらくの間かつくにさんに長蛇の列になっていたそうです。
ですがこの張り紙を見た人の中から疑問の声が上がり、大炎上することとなりました。
その理由は、いくつか挙げられています。
協力金目当てのオープン?
かつくにがオープンしたのは2020年6月ということで、初の緊急事態宣言が明けた直後でした。
新たに飲食店をオープンさせるには時期が悪く、「協力金目当てだったのでは?」という邪推がされていました。
時短要請の対象外では?
東京都は、都の要請を受けて営業時間の短縮をした店舗に対し、協力金を何度か支払っていますが、かつくにはその対象ではなかったはずといわれています。
以下が都が出した協力金の条件です。
〉東京都の営業時間短縮要請を受けた、特別区及び多摩地域の各市町村の酒類の提供を行う飲食店及びカラオケ店を運営する中小企業、個人事業主等
〉夜22時00分から翌朝5時00分までの夜間時間帯に営業を行っていた事業者が、朝5時00分から夜22時00分までの間に営業時間を短縮した場合
〉要請を行う全期間(令和2年12月18日から令和3年1月11日まで)において、営業時間の短縮に全面的にご協力いただくこと
〉ガイドラインを遵守し、「感染防止徹底宣言ステッカー」を掲示していただくこと
かつくには、オープン当初は夜営業をしたいと考えていましたが、世の中の時短の流れを受けて20時までの営業とし、それでも客数が少ないため、3か月後の9月には昼営業(17:00迄)のみにしています。
このことから、そもそも時短要請の協力金申請は対象外だと言われています。
また、かつくにはラーメン店で昼の営業はできるため、お酒の提供や夜遅い営業ができないために収益は減るでしょうが、それなりに営業していくことは可能だったはずという声が多いです。
「3月からの国からの~」ということはそれ以前のはもらえている?
東京都は何度か協力金の申請を受け付けており、かつくにも受給申請を出しています。
そのお金が3月からもらえていないので困っているということでしたが、つまりそれは、それ以前の協力金はもらえているということでは?という声があります。
当時、申請の数が多すぎて都の側の処理が追い付かず、支払いがかなり遅くなっているということが話題になっていました。
かつくにも、張り紙を出した当時はなかなか協力金が支払われず、追い詰められていたのかもしれませんね。
1月初頭から休業しているのに協力金が足りない?
かつくには2021年1月初め頃に夜の営業を始めますが、すぐに休業をしました(~3/15迄)。
この間、協力金を申請し、1月8日〜2月7日186万円、2月8日〜3月7日168万円という金額を受給していると言われています。
かつくにの店舗の家賃は15万円ということなのですが、休業している間は従業員の給与保障はあり得ますが、その他の仕入れや電気・ガス代が発生しないため、それほどの金額がありながら「3月からお金が入らず限界」というのはおかしいという批判がありました。
都の「休業命令」というのは嘘?
かつくには、3月16日から営業を再開していますが、4月末に再び休業をしました。
その理由を張り紙には「休業命令」と書いていましたが、都はその時点では「休業要請」をしていたのであり、「命令」は出していませんでした。
都は、再三の要請を無視して営業している店に対してのみ、後に「休業命令」を出しています。しかも、ラーメン店は休業要請対象外でした。
これは、張り紙を読んだ人の同情を引くための嘘だという声が上がっています。
Twitterの宣伝効果ってすごいなぁ。#かつくに pic.twitter.com/KJjQ4Ll0VF
— あっくん (@accha_man) May 22, 2021
張り紙を見てたくさんのお客さんが店のことを知り、集まってくれたのですが、いろいろと疑惑も多くあったようですね!
これらの疑惑について考察してみました。
まず、オープンが協力金目当てということ。
これは確かに時期的にはなかなか強気だな~と思いますが、飲食店をオープンさせるのは一朝一夕にはできません。
数か月、あるいは年単位で計画されていたはずです。これはただの邪推ですね!
時短要請の対象外というのは、確かに間違いないと思います。
かつくにのオープン当初の詳しい情報は分からなかったのですが、当初は夜営業もされていたのでしょうか。
ただ、コロナの拡大を少しでも抑えることに協力しようと、要請対象外であるにもかかわらず、かつくに自ら時短に踏み切ったということも考えられます。
「3月からの~」というのは、これは事実です。
かつくにの店主・えつ子さんは、2021年5月に受けたインタビューの中で、「1月・2月の協力金はもらえているが、3月・4月分はまだ」だとおっしゃっています。
1月・2月分は合わせて354万円支給されていますが、ここから1月~5月までの家賃や光熱費、材料費、人件費などを払っていたら、あっという間に底をついてしまうでしょう。
また、3月16日からは営業されていますが、これも厳しかったようです。
かつくには、月に最低80万の売り上げがないと赤字になってしまうらしいのですが、月に80万円ということは、月に25日営業するとして、1日当たり32,000円の売り上げ。
一人当たり1,000円前後使うとしたら32人以上の来客がないといけません。
ですが、休業前には1日に10杯しかラーメンが出ないこともあったとか。完全に赤字ですね…。
張り紙に「休業命令」と書いてあったのは、嘘というより単に店主さんの勘違いかもしれません(笑)緊迫した状況で都から「休業してほしい」と言われたら「命令」と思ってしまうのも無理はありませんから。
私が思うにですが、こちらのラーメン店は緊急事態宣言明けにオープンしましたが、熱心なファンがつく前にすぐに再び時短や休業ということになったため、せっかく営業していても、お客さんが少なく赤字経営となってしまったのではないでしょうか。
店主えつ子の経歴プロフィールは?
かつくには、女性店主のえつ子さんが女性目線でプロデュースしていることを前面に押し出しています。
えつ子さんていったいどんな方なのでしょうか。
- 本名:山崎悦子(やまざき えつこ)
- 生年月日:1987年(月・日不明)
- 年齢:35歳(2022年2月現在)
- 身長:不明
- 体重:不明
- 血液型:不明
- 学歴:不明
かつくにで店主を務めているえつ子さん。
お店の前に大きな等身大パネルを出して、えつ子さんがプロデュースしたラーメン店であることをアピールしています!
それにしてもおきれいですね~。
こんな素敵な女性がラーメン店の店主だなんて珍しいですね。
実はえつ子さん、以前は埼玉県の狭山にあるキャバクラ「ホワイトホース」のママだったんです!
おきれいなはずですね~。
動画の最初にスリーサイズを発表されていますが、スタイルも抜群です!
また、キャバクラの後かどうかは詳しくは分かりませんでしたが、えつ子さんはいけす・海鮮料理「珈古屋」(かこや)田無店で店長として料理の修業をされていたのだそうです。
その経験を踏まえ、かつくにをオープンするに至ったのですね。
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ラーメンも美味しそうですね~。
山盛りの野菜が罪悪感を打ち消してくれます(笑)
辛さは0辛~10辛まであり、さらに「鬼代官えつ子 1280円」というメニューもあるようです。
どれほど辛いんでしょう!これは期間限定かもしれないので、お店でご確認くださいね。
もやしとサービスライスは無料なので、おなか一杯になれますよ。
かつくにのスープは、1辛でも結構辛いという口コミもありました。
ただ、3辛以上を頼んだけど辛すぎて食べられない!というお客さんには、無料で0辛に作り直してくれるというサービスもあるようです。
かつくに初体験というお客さんには、とっても親切なサービスですね♪
店主えつ子の父親について
えつ子さんのお父様についても調べてみました。
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えつ子さんの父親の裕也さんは、埼玉県内で居酒屋やキャバクラなどを経営する会社の社長さんだということです。
おそらくその会社は「株式会社インフィニティ78」ではないかと思われます。
実は、えつ子さんがママをしていたキャバクラ「ホワイトホース」やかつくにをオープンする前に店長をしていたという「珈古屋」も、裕也さんの会社が経営しているお店のひとつです。
コロナのために、裕也さんが経営しているお店、特に夜のお店は大打撃を受けました。
そこで、コロナの影響を受けにくいラーメン店の開業に踏み切ったのです。
しかし、コロナの影響は、えつ子さんたちが想像していた以上に過酷でした。
緊急事態宣言が明け、人々の行動も活発になるはずだったのに、コロナの勢いは衰えず、第2波、第3波と何度も大きな波がやってきてしまいました…。
えつ子さんが店に出した張り紙は、SNSで瞬く間に拡散し、多くの温かい励ましが全国から届いたようです。
ですが、「遠方だから行けない」という方も多く、なかなか安定した客足増加というわけにはいかなかったのでしょう。
苦境の中で、自分のブランドバッグや時計、振袖まで売り払ってどうにか店を維持しようと頑張っているえつ子さん。
新たな株が猛威を振るい、人々の経済活動が回復しない中、えつ子さんとお父さんの裕也さんは、いったいどんな起死回生の策を見出すのでしょうか?
今後のえつ子さんたちの行動から目が離せません!
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