健康に気を付けていても、医学に詳しい医者であっても避けて通ることが出来ないのが病気です。
医師が病気になったとき診察してほしいベストドクターは誰なのか、「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学 医師たちが選んだ名医SP」で紹介されていたのでまとめました。
ベストドクターとはどういう人なのか?
ヨーロッパ、北米、アジアなど、世界中の医師へのアンケート調査で選ばれたドクターなんだそうです。
自分や、家族が病気になった時、医師たちが自らの命を託したいと願い選ばれた名医中の名医に病気を治してほしいと思うのは当然のことですよね?
しかも全世界に約920万人お医者さんがいらっしゃるそうなのですが、ベストドクターと呼ばれる人は0・6%しか存在せず、日本の医師、約30万人の中でもベストドクターはわずか2%ほどしか居ないようです。
とても狭き門のベストドクターですが、いざと言う時頼りになる存在ですよね。
長引く咳の完治100%?!咳に関するベストドクター
院長 藤村政樹先生
藤村先生は咳の診断・治療のガイドラインに名を連ねている「長引く咳研究」の第一人者なんだそうです。
先生は呼吸器病学の世界に革命ともいうべき影響を与えたそうです
複数の病気がからみあっている場合もあるため、その原因を正確に突き止める検査法を20年以上の歳月をかけ確立されたそうです。
藤村先生にみてもらった患者さんは、一人の患者のために頭をひねって、一生懸命原因を追究してくださったと話していました。
他の病院のお医者さんでは解決できなかった咳が、藤村先生によって、「咳喘息(せきぜんそく)」と「アトピー咳嗽(アトピーがいそう)」という長引く咳の7割を占める2大原因だったことが分かったのです。
いつもお酒を飲むと咳が酷くなるそうですが、その後に藤村先生からもらった薬を飲んでみたら、次の日の調子がかなり良くなったそうです。
あえて、藤村先生は咳が悪化する飲酒を提案し、薬の効果をしっかり確認したかったそうなんです。
検査だけでなく、薬の効き目までしっかりと確認してくれるドクターなら長年の原因不明の咳も解決に導いてくれそうですね!
町のクリニックで大病院並みの検査を可能にしたベストドクター
院長 豊田英樹先生
豊田先生はベストドクターの存在すら知らなかったそうで、はじめは何故自分が選ばれたのかと驚いていたそうです。
しかし町のクリニックで大病院並みの検査ができることから名誉ある賞が贈られたのだと言われています。
なぜそんなことが出来るのかというと、豊田先生は胃腸の検査で用いる超音波検査のエキスパートなんだそうです。
普通の医師たちが見づらいという理由で通常は検査しない臓器まで超音波検査のテクニックを駆使して病変を探り当てることが出来るそうなんです。
大病院には精密に検査できる医療機器が豊富にありますが、患者さんが最初に訪れる自分のクリニックで病を早期発見したい!との思いから、自らの身体を使って超音波検査の腕を磨いたそうです。
そのため、町のクリニックでも大病院並みに病を発見できるそうなんです。
豊田先生に見てもらった患者さんは、はじめは別のお医者さんにかかっていたそうです。しかし、もらった薬を飲んでも症状が収まる気配はなく、友人の強い勧めで豊田先生のクリニックを受診されたそうです。
その結果、盲腸がんに侵されていたことが分かりました。盲腸癌は肛門から遠いため症状が出づらいそうで、気づいた時には転移の危険性もあるそうなので、生命にかかわる可能性があり、早期発見されたことで患者さんは救われたと思います。
胃カメラを飲まなくても超音波検査で患者さんの負担の少ない診察が出来ることからベストドクターに選ばれたのではないでしょうか?
日本にわずか20人の特別な資格を持つ皮膚科のベストドクター
院長 堺則康先生
実は自分のクリニックで、月・火・水・金曜日に診察しており、木曜日のみ東京都新宿区・東京医科大学病院で遺伝外来で診察されているそうです。
遺伝外来とは遺伝子の異常が原因で起こる皮膚病を専門に診察しているところだそうで、遺伝が原因の皮膚疾患かどうかを見分けるには高度な専門知識が必要なようで、それを特定できる「臨床遺伝専門医」の資格を持っている日本に20人ほどしか居ない名医なんです。
日本に20人ほどしか居ないスーパードクターでも遺伝による皮膚疾患は勉強してもきりがないほど、知らない病気や症状が出てきて勉強することがたくさんある分野なんだそうです。
5時間以上図書館で調べ物をした後、情報をすべて自宅の書斎に保管しているそうで、病の中で最も種類が多い皮膚病に対応するため独自のノートにまとめているそうです。
今まで調べた皮膚病はおよそ1万にも上るそうで、皮膚病研究の鬼と言われるほどだそうです。
堺先生に診てもらった患者さんによると、初めは他の病院でじんましんと診断されていた、腕にできる赤いまだら模様が、顔にもでき初め、1年後、38度の高熱を伴うひざの痛みに変わったそうです。それから半年間、あらゆる病院に通ったそうですが原因が見つからず、お医者さんの紹介によって堺先生のもとを訪れることになったそうです。
1年半もの間、原因が分からないかった皮膚病が、堺先生の問診によって「CAPS クリオピリン関連周期熱症候群」だと特定されたのです。
しかし、およそ1万にも上る病があるため、その日の問診では特定できず、自宅の書斎の論文から記憶をたどって探し当てたそうなんです。
実はこの病気、発症確率が130万人に1人の極めて珍しい難病なんだそうです。
また堺先生は、往診も行っていて、通院できない患者さんのために自転車で診療に行くこともされているそうです。
究明率100%1週間でめまいの原因を暴くベストドクター
北原 糺教授 ※糺(ただし)
この病院はめまいのスペシャリスト達がおり、日々患者さんと向き合っているそうです。
北原先生は耳化学の国際的な学会でポリッツアー賞を受賞されており、耳化学の世界的な研究者でもあるそうです。
めまい研究を20年間続けられている北原さんですが、北原先生の父、北原正章さんも日本を代表するめまい研究の第一人者なんだそうです。
北原先生は、父の代で成し遂げられなかった「めまいの原因を100%解明すること」を私の代で成し遂げたいという思いがあるそうです。
めまいの原因は1つだけとは限らず、あらゆる検査機関の垣根を取り払って、めまいの原因を根絶する1週間検査法を導入されたそうです。
その結果今まで原因が分からず苦しんでいた60人の患者のすべての原因を究明されました。
めまいで悩んでいたある患者さんも、北原先生の病院に診察を受け、良性発作性頭位めまい症だということがわかりました。
この病名は日本人に一番多いめまい症と言われていて、患者の約4割がこの病気なんだそうです。
その他にも、左足の捻挫が原因でめまいが悪化してたのではないかと先生は話されていました。
1週間検査によって、1つだけではなく全ての原因を特定できるのが今までにないすごいことだと思います。
あまり病気にはかかりたくないですが、もし何年も症状が続いているのなら、一度名医と言われるお医者様のもとを訪れたほうがいいかもしれませんね。
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