TBSの番組「夢の扉」に水族館プロデューサーの中村元さんが出演されます。
あの、鳥羽水族館やサンシャイン水族館をプロデュースした、水族館の世界では大変有名な方です。
水族館プロデューサーというなかなか聞きなれない肩書ですがいったいどんな人なのでしょうか?
中村元さんのプロフィール
生年月日 1956年生まれ
出身地 三重県松阪市
出身校 成城大学経営学科 卒業
職業 水族館アドバイザー/エッセイスト
・鳥羽水族館へ入社し、アシカトレーナーをやっていた過去がある
・水族館に関する一般書の執筆も手掛けるエッセイストでもある
・東京コミュニケーションアート専門学校の教育顧問(ドルフィントレーナー学科講師)でもある。
水族館プロデューサーはフリーランスでやっているそうで、日本各地の水族館で開業やリニューアルの時の展示やデザイン構成のプロデュースをしているそうです。
九九も苦手・受験の失敗…中村さんの小さい頃とは?
実は小さい頃から記憶力がそんなに良くなかったという中村さん。
算数の九九や公式を覚えるのも苦手だったようですが、ある日、九九の表を見ていて
途中からは数字が反対になることを発見し、「半分しか覚えなくていいんじゃないか!」という発見をしたことがあるそうです。
小さい頃からこの「常識とは違う逆転的な発想」という才能を中村さんは持っていたそうなんです。
大学へ行ってもモチベーションも上がらず、就職活動でも結局受かったのは、志望していなかったところしかない状態だったそうです。
それでも縁あって地元であった三重県鳥羽市にある鳥羽水族館で働くことを決めたそうなんです。
当初考えていたのとは全く異なる業界だったものの、水族館も捉え方次第ではメディアなんじゃないか
ここでも逆転の発想が出ていますよね。どちらかというとポジティブな考え方の持ち主なのかもしれません。
経済学部卒が生きた水族館での仕事
もともと経済学部卒で、水族館の仕事を知らなかったため、最初の3年間は現場で飼育係をやっていたそうです。
しかも周りは水産系の大学で勉強しているので、生き物の知識量がすごいうえに、自身の記憶力の無さとあいまって、「自分にできることを生かした働き方を考えよう」という意識に変わっていったそうです。
たどり着いたのは、水族館をメディアとして考えるという発想でした。メディア業界を目指す就職活動生の中では下の方だったかもしれないけれど、水族館というくくりの中ではピカイチだという思いがあったんです。特に、周りはお客さんよりも生き物への関心が強いようなタイプが多かったこともあり、自分は誰よりもお客さんの気持ちを考えてみるようになりました
そういう発想の転換から、自分にできることを追及していった結果、鳥羽水族館で企画室長や副館長を務め、後には水族館の経営全体にも携わるようになったそうです。
そして、鳥羽水族館で会社の方向性と考えが合わなくなってしまい、会社を退社されたのですが、今までの実績があったため、新江ノ島水族館のオープンの監修をお願いされたそうです。
その後も他の水族館からのオファーがあり、「水族館プロデューサー」として仕事を始めることになったそうです。
夢の扉では4年間にわたって中村元さんを密着取材されたそうです。
貧乏水族館だった北の大地の水族館「山の水族館」
北海道のさびれた温泉街にある、北の大地の水族館「山の水族館」をプロデュースされたそうなのですが、弱点を武器に、街に43億円の経済効果をもたらしたそうです。
住所 北海道北見市留辺蘂町松山1番地4
TEL.0157-45-2223
営業時間 (夏季)8:30~17:00(冬季)9:00~16:30
休館日 (夏季)4月8日~4月14日(※平成26年4月は無休)(冬季)12月26日~1月1日
ホームページ:北の大地の水族館「山の水族館」
どんな発想の転換が待っているのでしょうか?
気になる方は夢の扉の放送をぜひチェックしてみてください!
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