2019年9月21日に、フランスで開催された”若手指揮者の登竜門”として位置づけられている「ブザンソン国際指揮者コンクール」で、日本の沖澤のどか(指揮者)さんが見事に優勝されました!
「若手の登竜門」フランスの指揮者コンクールで日本人優勝 #nhk_news https://t.co/gnsCWbBO0S
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年9月21日
沖澤ののどかさんは、「ブザンソン国際指揮者コンクール」で決勝進出を果たし、決勝進出となった上位3ヵ国のフランス、中国、そして沖澤のどかさんの日本で優勝が争われ、見事に優勝を獲得したということなのです!
ちなみに、「ブザンソン国際指揮者コンクール」で日本人が優勝するのは、2011年の垣内悠希さん以来の8年ぶりで、女性指揮者としては初の快挙となります。
そこで今回は、沖澤のどかさんのことを知ってもらうために、wiki風プロフィールをはじめ、沖澤のどかさんの両親や姉について調べていきたいと思います。
また、フランスで開催された「ブザンソン国際指揮者コンクール」での、優勝エピソードについても追及していきますよ~!
沖澤のどか(指揮者)のwiki風プロフィール
出典:https://ontomo-mag.com/article/interview/nodoka-okisawa-conducter/
まずは、沖澤のどかさんがどんな方なのか、そしてどんな指揮者なのか知ってもらうために、wiki風プロフィールから見ていきましょう!
出典:https://ontomo-mag.com/article/interview/nodoka-okisawa-conducter/
- 名前:沖澤 のどか(おきざわ のどか)
- 生年月日:1987年4月28日
- 年齢:32歳(2019年9月現在)
- 出身地:青森県三沢市
- 身長:不明
- 体重:不明
- 血液型:不明
- 家族構成:両親 姉
- 学歴:東京藝大大学院卒業 ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンに在学中
- 好きな俳優:松重豊
以上が、沖澤のどかさんのwiki風プロフィールとなります。
沖澤のどかさんは音楽界・指揮者界の中では名の知れた存在だとは思いますが、芸能人というわけではないので、身長や体重、血液型など、基本的なプロフィールは公表されていませんでした。
ただ、なぜか好きな俳優は公表されています(笑)。
そして、意外にも好きな俳優が松重豊さんだとは・・・。
沖澤のどかさんは、かなり渋めで年上好きということなのでしょうか?(笑)
ちなみに、沖澤のどかさんの学生時代はというと、小学校では合唱部、中学はバスケ部、高校では吹奏楽部に入っていたとのことです!
意外にも、中学時代はバスケ部と運動部に入部されていたのですね~。
ただ、沖澤のどかさんは小学5年から高校卒業まで、青森ジュニアオーケストラに所属されていたので、常に音楽には携わっていたことになります。
wiki風プロフィールでは、非常に簡潔な紹介となってしまいましたが、指揮者としてのプロフィール・経歴は凄いモノでした!
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第18回東京国際音楽コンクール指揮部門で第1位および特別賞、齋藤秀雄賞を受賞されていたり、第7回ルーマニア国際指揮者コンクールにて第3位を受賞しています。
2011年~2012年には、オーケストラ・アンサンブル金沢指揮研究員として活動されています。
また、沖澤のどかさんはこれまでに指揮者として指導を受けた師事の方々も有名な方ばかりなのです!
これまでに指揮者として師事を仰いだのが、田中良和さん、松尾葉子さん、高関健さん、尾高忠明さん、C.エーヴァルトさん、オペラの指揮者としてはH.D.バウムさんから指導を受けているとのこと。
また、井上道義さん、下野竜也さん、P.ヤルヴィさん、N.ヤルヴィさん、K.マズアさん、R.ムーティさんといった名立たる方々のクラスを受講されているようです。
そんな沖澤のどかさんの指揮者としての魅力は、小柄な体格ながらダイナミックな指揮と緻密な音楽づくりで聴衆を魅了する所が、非常に高く評価されているようで、「ブザンソン国際指揮者コンクール」でも、この魅力が高く評価されたことで優勝に繋がったと言われています!
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こうやってプロフィールや経歴を見てみると、指揮者として順風満帆のように思えますが、実は沖澤のどかさんは大学時代に一度大きな挫折を味わっているとのことなのです。
東京藝術大学の指揮科に現役ストレート合格した沖澤さんは、大学を半年間休学しています!
この休学の理由は2つあって、1つ目は”東京の生活に馴染めなかったこと”だったそうです。
沖澤のどかさんは、大学に通うために電車通学されていたのですが、満員電車にどうしても慣れることができず、ひどい時は乗り換えができなくて、諦めてそのまま家に帰ったこともあったとのこと。
そして、2つ目の理由が”指導してもらっていた先生が厳しかった”ということだったそうです!
沖澤のどかさんは、指揮者としての経験が全くない状態で東京藝術大学に入学されていたため、当時は指導してもらっていた先生の言葉が理解できなかったのです。
そのため、頑張っていても自分が成長しているという実感を感じることができず、体調を崩してしまったことをキッカケに半年間休学し、実家の青森に帰っていたとのことなのです!
その後、なんとか復学した沖澤のどかさんは、高関健さんが東京藝術大学の講師として着任したことをキッカケに、大きな変化を遂げ大学院への進学も決意されたとのこと。
さらに、リッカルド・ムーティさんが行なった「イタリア・オペラ・アカデミー in 東京」で、日本人として唯一受講生に選ばれた沖澤のどかさんは、約1週間リッカルド・ムーティさんの指導を受けたことで、現在の指揮者・沖澤のどかがいるということなのです!
出典:https://ontomo-mag.com/article/interview/nodoka-okisawa-conducter/
「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝した沖澤のどかさんにも、こんな過去があったというのは驚きでしたね~。
また、沖澤のどかさんは2018年に開催された第18回東京国際音楽コンクールでも優勝されています!
ただ、初めてこのコンクールに挑戦した6年前には、ビデオ審査は通過したものの、本戦の一次審査で落選しているのです。
そのため、今回のコンクールでもそれほど期待はしていなかったようなのですが、結果的には優勝となり沖澤のどかさん自身も驚いたとのことなのです(笑)。
こうやって挫折や苦労を乗り越えたことで、沖澤のどかさんはフランスで開催された「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝できたということなのですね!
沖澤のどか(指揮者)の両親や姉が気になる!
出典:https://www.oek.jp/news/1655
wiki風プロフィールや経歴で、沖澤のどかさんがどんな方なのか、どんな指揮者なのかはわかって頂けたと思います。
沖澤のどかさんが、小さい頃から音楽に携わっていたということで、音楽を始めたキッカケが気になっている方は多いようですね~。
実は、沖澤のどかさんが音楽を始めるキッカケとなったのには、ご両親や姉の存在が大きかったとのことなのです!
沖澤のどかさんが最初に音楽に触れたのは、両親である母親の影響となります。
母親が趣味でピアノを習っていたため、そのピアノ教室に一緒に行っていた沖澤のどかさんは自然とピアノを意識することに。
さらに沖澤のどかさんの姉もピアノを習っていたため、家にはピアノが置かれていたので、習っていなかった沖澤のどかさんも勝手に引いていたようなのです。
そして、結果的には夢中になってしまった沖澤のどかさんに、母親はピアノを取られてしまいピアノを習うのを辞めたそうです(笑)。
また、両親ではありませんが、母方の伯父が趣味でチェロを弾いていたため、その影響で姉と一緒にチェロを習うようになったとのこと。
姉の沖澤直子さんは国立音楽大学非常勤講師を二年勤め、現在はフリーのプロチェロリスト奏者として、プロオーケストラのエキストラやレコーディング、レッスンなど多方面にて活躍されているそうです!
出典:https://eisenach.jp/teachers/okisawa.html
沖澤のどかさんも、姉の直子さんと一緒にプロのチェロリストを目指すのかと思ったのですが、なぜか高校に入ってからオーボエに楽器を変更。
プロを目指すというよりも、趣味の延長上という形で音楽を楽しまれていたようなのです。
姉の直子さんは、高校に進学する頃からプロを目指していたのか、高校から音楽科で学び音楽大学に進学されていました。
その一方、沖澤のどかさんは普通高校に進学していたため、音楽でプロになるのは諦め普通の大学に進学することを考えていたようなのです。
ただ、高校2年生の時にオーストラリアに短期留学した際に、大きな影響を受け考え方が変わったとのこと!
そして、”やっぱり音楽をやりたい!”と思った沖澤のどかさんは、音楽大学に進学することを決意したのですが、楽器で音楽大学を受験するには準備不足だったために、可能性が高い指揮科の道に進むことを決断したそうなのです。
ちなみに沖澤のどかさんは、当時は指揮は簡単だと思っていたようです(笑)。
ただ、両親の母親や姉の直子さん、そして伯父の存在がなければ、今の沖澤のどかさんの存在はなかったと言えるでしょうね~!
沖澤のどか(指揮者)のフランスで優勝のエピソードは?
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190922-00000010-jijp-int.view-000
沖澤のどかさんが優勝したフランスの「ブザンソン国際指揮者コンクール」とは、2年に1回開催されているコンクールで、1959年に小澤征爾さん、89年に佐渡裕さんが優勝したコンクールとして知られています。
「ブザンソン国際指揮者コンクール」で日本人が優勝するのは、2011年の垣内悠希さん以来で8年ぶり!
今年は270人が応募し、20人が本選に進出していますが、そのうちアジアの国・地域の出身者が8人を占めていたとのこと。
沖澤のどかさんは、優勝と同時にオーケストラと観客が選ぶ「オーケストラ賞」と「観客賞」にも選出されています!
こちらは、沖澤のどかさんがフランスの「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝したというのを伝えるニュース動画です。
「ブザンソン国際指揮者コンクール」の優勝に対して、沖澤のどかさんは”コンクールに参加した方々にも感謝しています。互いに励まし合い、素晴らしい経験を共にしました。すごく重たく感じている。大きな賞に恥じないよう気を締めて頑張りたい!”とコメントされています。
また、優勝後の産経新聞の電話取材では、こうコメントを残されています。
「指揮はうまくいかないところもあったので、優勝者として名前が呼ばれた瞬間、興奮状態で実感がわきませんでした。大きなコンクールで優勝できたのは、本当にうれしい。
十年以上支えてくれた家族、結果が出ない時も励ましてくれた先生や友人のおかげ。これからも自分のペースで、音楽活動を続けたい」
引用:https://www.sankei.com/entertainments/news/190922/ent1909220003-n1.html
ちなみに、「ブザンソン国際指揮者コンクール」では、指揮者を正面から写した映像を流すスクリーンが舞台上に設置され、タクトさばきや表情も見えるようにされていたとのこと。
そのため、課題曲の一つリヒャルト・シュトラウス作曲の「死と変容」では、死に直面した芸術家の心の浄化を描いているのですが、沖澤のどかさんは時折笑みも浮かべながら指揮をされていたのが映し出されていました!
すると、沖澤のどかさんの表情を見たオーケストラは、感情の高まりを表すように響きを強めたとのこと。
こういった普段では見ることのできない指揮者とオーケストラとの掛け合いが、優勝のエピソードとして話題となったようですね~。
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このエピソードについては、審査委員長のフランス人指揮者ヤン・パスカル・トルトゥリエさんが授賞式で、沖澤のどかさんに対し”審査員も心を奪われた!”と称賛したそうです!
沖澤のどかさんの優勝コメントだけでなく、こういったエピソードを聞くと、沖澤のどかさんが成し遂げたことの凄さがより一層際立ちますね!
今回、フランスで開催された「ブザンソン国際指揮者コンクール」で、沖澤のどかさんが優勝したことを受けて、多くの方が沖澤のどかさんに興味を持ち、実際に指揮をしている姿を生で観たいと思われたでしょう。
2019年9月時点で、沖澤のどかさんが日本で指揮をする予定は、2つ情報が上がってきております。
・リッカルド・ムーティ「イタリア・オペラ・アカデミー in 東京」
2020年3月6日(金)~3月15日(日)(予定)
・東京二期会オペレッタ《メリー・ウィドー》(新制作)
会期:2020年11月26日(木)、27日(金)、28日(土)、29日(日)
会場: 日生劇場
沖澤のどかさんの指揮を生で観たい方は、ぜひ参考にして下さい!
ただ、今回のフランスで開催された「ブザンソン国際指揮者コンクール」の優勝を受けて、日本での指揮の依頼は確実に増えるでしょうね~。
今のうちにチェックしておきましょう!
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