何度も再発するがんを乗り越え、愛する家族とともに穏やかな日々を過ごしている古村比呂さんが、2022年7月7日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日)に出演されます。
苦しみの多い人生だったはずですが、なぜ古村比呂さんは明るく素敵な笑顔でいられるのでしょうか。
今回はそんな古村比呂さんの人生に迫ります。
古村比呂さんの経歴やプロフィール、お若い頃の画像、現在の病状など、そして元夫や子供たちに関してお伝えしていきます。
古村比呂の経歴やプロフィールは?若い頃は?
- 名前:古村比呂(こむら ひろ)
- 本名:古村郁子(こむら いくこ)
- 生年月日:1965年11月24日
- 年齢:56歳(2022年7月現在)
- 出身地:北海道江別市大麻
- 学歴:江別市立大麻中学校→北海道札幌啓成高等学校卒業
- 身長:160cm
- 体重:不明
- 血液型:O型
- 元配偶者:布施博(1992年-2009年)
北海道で生まれ育った古村比呂さん。高校卒業後は、養護教諭の資格を取れる短大に入学しましたが、そのまま養護教諭になることに不安を覚え、わずか1か月で短大を休学、そのまま退学されます。そして宝石店やモデルのアルバイトを始めました。
1994年に北海道テレビの番組のオーディションに合格し、アシスタントとして『派手~ずナイト』に出演。
同番組に出演していた小説家の景山民夫氏にスカウトされ、翌1995年に上京し、クラリオンガール準グランプリに選ばれました!
そして『童貞物語』(東映映画)で映画デビューも果たしています。
1997年上半期のNHK朝の連続ドラマ小説『チョッちゃん』では、ヒロインに抜擢され、一躍国民的人気女優になられました♪
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— NHKアーカイブス (@nhk_archives) August 15, 2019
なんと、最高視聴率46.7%、平均視聴率38.0%(いずれも関東地区) という大人気朝ドラでした。
その後もNHK大河ドラマ『武田信玄』(嶺松院役)を始め、数多くのドラマや映画、舞台などに出演されました。
可愛くて健康的な笑顔が印象的な古村比呂さん。
太めの眉に、ぱっちりとした大きな目で、元AKBのまゆゆこと渡辺麻友さんにも雰囲気が似ていますよね~。
そんな古村比呂さんは、1992年、ドラマ『カラス泣いたか笑ったか』(1989年)で共演した俳優の布施博さんと結婚。
芸能界きってのおしどり夫婦と言われたお二人には、1992年に長男、1993年に次男、1997年に三男に恵まれましたが、2009年に離婚されています。
女手一つで3人の息子を育てなければいけなかった古村比呂さん。
しかし2012年、検診で子宮頸がんが発覚するのです。
長男が10歳、次男9歳、三男はわずか5歳という、まだまだ育児に手間もお金もかかる時期に…。
しかし古村比呂さんは、生きることを諦めることなく家族の力を借りながら闘病。
繰り返される再発にもめげずに、明るく前向きに生活していらっしゃいます。
女優の仕事も続けながら、がんと共に生きてきた経験を、多くの人々に伝える活動もされていますよ。
現在は、YouTubeチャンネルも開設されていて、がんのこと、副作用のこと、再発のことなどを包み隠さず話していらっしゃいます。
がんのことを正しく知り、一人で抱え込まず、がん患者として力強く生きていくための応援動画がアップされていますよ~。
私も全部の動画を拝見しましたが、わかりやすくて勇気がもらえるようなメッセージや検診の大切さを発信されているので、がん患者さんはもちろん、がんの予備知識を持っておきたい人にも見てもらいたい動画だなと思いました。
古村比呂の病状は?余命が…
まずは、古村比呂さんのこれまでの闘病の流れを見てみましょう。
- 2012年1月:検診で子宮頸がんが発覚
- 2012年2月:子宮頚部の一部を除去→周囲の組織にがんが広がっていることが発覚
- 2012年3月:子宮全摘出
- 2013年2月:左足にリンパ浮腫を発症
- 2016年:リンパ管静脈吻合術(LVA)を受ける
- 2017年3月:子宮頸がんが再発、抗がん剤治療と放射線治療を開始
- 2017年7月:腫瘍マーカーが正常値になる
- 2017年11月:肺とリンパ節にがんが転移
- 2018年1月:抗がん剤治療を開始
- 2018年:8月5日に出演予定だった舞台『この子たちの夏 1945・ヒロシマ ナガサキ』を治療のため降板
- 2019年2月:経過が良好のため抗がん剤治療を休止
- 2022年5月:左手に手根管症候群、右手小指にへバーデン結節を発症
古村比呂さんは、2012年に子宮頸がんが発覚し、2か月後には子宮を全摘出されています。
その後、リンパ浮腫になりながらも5年間は安定した状況が続いていました。
しかし2017年に子宮頸がんが再発。抗がん剤治療と放射線治療をして、子宮頸がんは快方に向かったものの、肺とリンパ節に転移が見つかりました。
がんとの共生社会を目指すイベント「ネクストリボンプロジェクト2018」で涙を流してがんの再・再発を告白した古村比呂さん。
ですが、決してあきらめることなく治療を続けました。
2019年には、経過が良好だったため、抗がん剤治療は休止されていて、体調の良い日が増えているようです♪
今年に入って、手根管症候群やへバーデン結節を発症されていますが、これはがんとは無関係で、女性がかかりやすい病気ですし、適切な治療を受け、日常生活で気を付けていれば、ひどく悪化することはありませんよ♪
最初のがん以降、古村比呂さんは定期的に検診を受けられていますので、今後また再発ということがあったとしても、早期発見・早期治療をしていくことが出来るので、まだまだ元気に活動されていかれることと思います!
古村比呂と離婚した元夫や子供の現在は?
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古村比呂さんは1992年に俳優の布施博さんと結婚されました。
古村比呂さんは朝ドラ女優ですし、布施博さんも1988年のドラマ『君が嘘をついた』で一躍トレンディドラマ俳優として大ブレイクしました。
そんな人気者同士の結婚だったため、当時、大きな話題になりました!
しかし、1995年に布施博さんが主宰する劇団「東京ロックンパラダイス」の団員との浮気が発覚。
本人も認めて謝罪し、古村比呂さんまで謝罪文を公表する事態になりました。
また、1998年には劇団「東京ロックンパラダイス」の劇団員たちとの飲み会中に、劇団の男性二人が口論を始め、それに腹を立てた布施博さんがグラスを机に叩きつけ、割れた破片が女性劇団員の顔に当たり、30針も縫う大けがを負わせてしまいました。
布施博さんはこの女性に治療費等に600万円を支払い和解しましたが、顔に傷跡が残った女性からさらに損害賠償を請求され、800万円支払うことに。
他にも複数回の浮気があった布施博さん。
それらに耐えられなかった古村比呂さんは離婚を求めますが、布施博さんがこれを拒否したため、調停に持ち込まれ、2009年にようやく離婚が成立したのです。
布施博さんは、2012年にかつて「東京ロックンパラダイス」に所属し、布施博さんを長年サポートしてきた14歳年下の井上和香さんと再婚し、現在も仲良く暮らしていらっしゃいます。
その布施博さんと古村比呂さんの3人の息子さんは、長男・拳人(けんと)さん、次男・翔悟(しょうご)さん、三男・大海(ひろみ)さんです。
現在、次男の翔悟さんは実家を出られて生活されているようですが、拳人さんと大海さんはご実家で古村比呂さんと生活されています。
がんの治療をしながらの生活は、かなり制約が多く、また苦痛もあると思います。
しかし、息子さんたちが治療を続ける母を「普通」に受け止めてくれることが、古村比呂さんの気持ちを楽にしてくれているようです。
また、実は古村比呂さんは82歳のお母さまがいらっしゃるのですが、仕事の都合でがんであることを公表できなかった時期に、お母さまに口止めをしたところ、それが原因でお母さまが鬱になってしまったんだそうです!
ですが、古村比呂さんの息子さんたちが、お母さまの良い話し相手になってくれることで、お母さまの症状が安定しました。
素晴らしい息子さんたちですね~。
結婚生活は幸福なものではなかったものの、頼りがいのある息子さんたちとお互いに支え合いながら生きることは、なによりも幸せなことだと思います!
がんサバイバーとして前向きに生きる古村比呂さん。
これからもがんと共生し、たくさんの悩めるがん患者やその家族に、勇気と笑顔を届けてくれることでしょう。
もちろん、女優としての活躍も楽しみですね!
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