NHKの黎明期を支え、イメージキャラクターである『どーもくん』の声も担当した元アナウンサー・山川静夫さんが、2023年4月26日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日)に出演されます。
今回は、そんな山川静夫さんの経歴や病気と現在のご様子、ご家族に関してご紹介していきますよ。
山川静夫の経歴やプロフィールは?
- 名前:山川静夫(やまかわ しずお)
- 生年月日:1933年2月27日
- 年齢:90歳(2023年4月現在)
- 出身地:静岡県静岡市葵区
- 学歴:静岡城内高等学校卒→國學院大學文学部卒
- 職歴:元NHKアナウンサー→芸能評論家
元NHKの名物アナウンサーだった山川静夫さんは、現在の静岡県静岡市葵区にある静岡浅間神社の神主の息子として生まれました。
生まれの影響もあってか日本の伝統文化に関心があり、國學院大學在学中から歌舞伎の声色が得意だったのだとか。
17代目中村勘三郎や6代目中村吉右衛門ら古典芸能の名手とも親交が深かったそうです。
大学卒業後の1956年にNHKに入局。
青森→仙台→大阪に勤務。
大阪時代には文楽劇場に通い詰め、文楽、歌舞伎、新国劇などの古典芸能に造詣を深めていきました。
1968年に東京アナウンス室に配属。
ラジオドラマや生活情報番組、歌番組、科学バラエティ番組など、数々の人気番組の司会を務めました。
1974年からは『NHK紅白歌合戦』の総合司会や白組司会を9年連続で務め、まさにNHKの顔となっていきました。
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実は黒柳徹子さんも過去に6度、『紅白歌合戦』の司会を務めており、1980~1982年に山川静夫さんとご一緒されているんです!
この時お二人の掛け合いは、いまだに紅白の歴史の中で「随一の名コンビ」と高い評価を得ています。
黒柳徹子さんもキャリアはNHKから始まっていますから、山川静夫さんとは非常に長い親交があるのですね~。
山川静夫さんは、1991年と1992年には「国民的番組」としての名誉復権のために、9年ぶりに『紅白歌合戦』の総合司会に復帰していますよ。
NHK社内では、1972年にチーフアナウンサー、後にチーフアナウンサー(局長級)、1988年には理事待遇、そして1990年には特別主幹(専務理事待遇)に就任し、1994年3月に定年退職しています。
山川静夫さんは、1998年にNHK-BS放送開始10周年を記念して登場した「どーもくん」の声も担当しています。
学生時代から日本の伝統文化に造詣が深かった山川静夫さんは、NHK退職後は芸能評論家として評論やエッセイを執筆したり、NHK衛星第2で『山川静夫の華麗なる招待席』(1997-2007)番組の司会も長年務めました。
こちらは中村梅玉さんの当時非常に貴重なインタビューです。山川静夫さんだからこそ実現し得たものでしょう。
2010年には13代目市川團十郎(当時は11代目市川海老蔵)の結婚披露宴の司会も務めています。
今年90歳を迎えた山川静夫さんですが、2021年には『山川静夫の歌舞伎思い出ばなし』(岩波書店)を出版。
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今でも評論家・エッセイストとして活躍されているのです。
山川静夫の脳梗塞の病気!現在は?
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NHKアナウンサーとしてお茶の間から大きな人気を博していた山川静夫さんですが、実はアナウンサーとしては致命的ともいえる病気にかかっていました。
2000年1月に脳梗塞になってしまったのです。
元々塩分が高い料理やお酒を好んでいた山川静夫さん。
そのため血圧が高かったようです。
そして1999年から2000年の年末から年明けにかけて、忘年会や新年会で飲み歩く日が続き、ようやそれがひと段落ついて家でゆっくり食事をしてから、寝転がってテレビを見ようとしたときに、腕に力が入らないことに気づきました。
そんな異変に気付き、すぐに救急搬送されたことが功を奏し、発症後3時間以内なら効力を発揮する特効薬を使えたため命に別状はなく、体の麻痺もありませんでしたが、失語症になってしまったのです。
言葉を生業としてきた山川静夫さんは、とにかく言葉を取り戻そうと懸命にリハビリに取り組みました。普通の人なら月・水・金くらいのペースでリハビリするところを、山川静夫さんは毎日毎日1日中リハビリをしたのです。
そのリハビリに使ったのは、新人アナウンサー向けの「アナウンス読本」。
まさに新人アナウンサーのように「ア、エ、イ、ウ、エ、オ、ア、オ」と練習したのだそうですよ。
そのおかげで、言葉は比較的早く取り戻すことが出来ましたが、心不全や結腸腫瘍による腸閉塞といった大病にも立て続けに見舞われました。
大変な困難にくじけそうになりつつも、「もう一度テレビに出る!」という目標に向かって病気もしっかり治療し、短期間で現場復帰を果たした山川静夫さん。
現在は、その病気の経験を踏まえて、講演活動などもされているようですよ。
山川静夫と結婚した嫁や息子など家族関係は?
山川静夫さんは、アナウンサー時代にご結婚をされています。
お相手は一般の方だったようで、お名前や年齢などは一切情報がありませんでした。
お子さんも、息子さんがお一人いらっしゃるようです。
NHK時代から歌舞伎などの伝統文化に関する執筆活動をしていたという山川静夫さん。
そのため仕事以外のプライベートの時間はすべて、そちらの活動のために割いていました。
ですから、決して「家庭人」とは言えない人だったようです。
インタビューでも以下のように話しておられました。
みんなは日曜日にゴルフや釣りに行くんですよ。僕はそれをしないでひたすら家で書いていた。子供が遊んでほしくて膝にすがりついてきても、そのままにして書いていました。”二筋道”を続けるには、人並み以上の努力も必要なんです。”二筋め”には時間だけでなくお金もかなり注ぎ込んだので、あまり貯金はできませんでしたね
家を買うといったことなどにも興味がなかった山川静夫さんは、ずっと借り上げの団地住まいだったとか。
息子さんに関して見つけることが出来た情報は、下のTwitterだけでした。
山口先生いたなあ、山川静夫アナの息子さんも同級生だな。#宮本浩次#あさイチ
— Justy (@JustyDeep) November 26, 2020
この情報だけで分かったのは、山川静夫さんの息子さんは宮本浩次さんと同級生?ということだけでした。
宮本浩次さんは、1966年生まれの56歳。
もし山川静夫さんの息子さんが同級生なら、山川静夫さんが33歳の頃のお子さんということですから、あり得ない話ではありませんね!
「NHKの顔」として活躍し、大病に見舞われながらも、人生をかけて没頭した日本の古典芸能などの道を追求し続けている山川静夫さん。
今回出演される番組内では、NHK黄金期の貴重なお話や黒柳徹子さんとの秘話も聞けるようです!
楽しみですね♪
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