自分が学生だった頃、美術の授業といえばどんなことをしましたか?
有名作家の作品を鑑賞したり、果物や自分の手をいろんな角度からデッサンしたり、あるいは鏡を見ながら自画像を描いたり…。
そんな画一的でつまらない美術の授業の概念を打ち壊し、新しい感覚を教えてくれるフリーの美術教師がいます。彼女の名は末永幸歩先生。1月25日放送の『セブンルール』ではそんな末永幸歩先生が特集されます。
今回は、末永幸歩先生の経歴、セミナーなどの情報、そして結婚や家族について調べてみることにしましたよ。
末永幸歩の経歴やプロフィールは?
まずは末永幸歩先生のプロフィールをご紹介します。
参照:https://www.nichibun-g.co.jp
- 名前:末永幸歩(すえなが ゆきほ)
- 生年月日:不明(1987年or1988年)
- 年齢:34歳(2022年1月現在)
- 出身地:東京都
- 学歴:武蔵野美術大学造形学部卒業、東京学芸大学大学院教育研究科(美術教育)修了
- 血液型:不明
- 身長:不明
- 職業:フリーの美術教師、アーティスト
曽祖父は彫金家、祖母は七宝焼き職人で彫金家、そして父はイラストレーターというアーティスト一家に生まれた末永幸歩さん。
父の影響で小さいころから絵を描くことに親しんでいたそうです。
武蔵野美術大学を卒業後は、中学・高校の美術教師の道に進まれました。
そのころ、生徒たちに「美術の授業は好きですか?」とのアンケートをすると、多くの生徒たちが「嫌い・苦手」と答えたのだそうです。
その理由を探ると、美術を嫌いと思う生徒たちは「制作の過程」よりも「制作の結果」を重要視していることに気が付きます。
確かに、絵を描いているうちは楽しくても、完成した作品が思ったより上手くできなかったり、先生から良い評価をもらえなかったりすると、途端につまらなくなっちゃいますよね(笑)
末永幸歩先生は、その理由は生徒たちではなく美術教師たちの教え方にあるとしています。
例えば美術の授業では、油絵の描き方の手順を教えたりしますよね。
最初は木炭で形をとって次は…という風に。
こうやって創造を教えているはずが実は「創造性」を奪っているのではないかと考えているのです。
そのような疑問が大きくなり、末永幸歩先生は教師としてのアプローチ法を学ぶため、東京学芸大学大学院にます。
大学院で学んでいる間にたくさんのワークショップに参加する中、「決められた時間の中でゴールをさせる」のではなく「何が生まれるのかわからないことを楽しむ」というスタイルに変わっていったのだそうです。
上の画像は「こっぱひろば」といって末永幸歩先生がパートナーと始めたワークショップの様子です。
子供の手のひらに乗るくらいの木っ端をたくさん置いておき、部屋の隅には工具を置く。
あとは子供が何をしても自由です。
「○○を作ろう」とか「こんなことをしよう」などという目標は一切与えず、ただ自由に夢中になる時間を与えてあげるのだとか。
このような「探求型の学び」というのが大切なのだと末永幸歩先生はおっしゃっています。
では、大人は子供たちにどう対応していけばよいのか。
子供たちが何かに疑問を持った時、大人は答えを与えたり「調べてみよう」というのではなく、「自分だけの答えを作ってみよう」と伝えるようにすると良いのだそうです。これによって、生まれるのが
「自分だけのものの見方」で世界を見つめ、「自分なりの答え」を生み出し、それによって「新たな問い」を生み出すという思考
これが末永幸歩先生が提唱する「アート思考」です。
このアート思考についてまとめられたのが『「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考』(ダイアモンド社)なのですが、中高生向けに書かれたこの著書が、今やビジネスパーソンにまで大人気のベストセラーとなっているのです!
まるで美術のクラスを受けているような構成で、実在のアートやアーティストを題材にしており、この正解のない世の中で、いかにして自分なりの答えを作り出す力を培っていくかを教えてくれますよ♪
読んだ方から、「目からうろこ!」「自分の世界が広がった!」と大評判なんです。
末永幸歩のセミナーや教室はある?
末永幸歩先生のセミナーなどについても調べてみました。
参照:https://www.mirainoplus.com
末永幸歩先生は、日本各地で小さい子供から中高生、大人に至るまで、さまざまな年齢層を対象にセミナーやワークショップを行っています。
最近のものを未開催を含めをいくつかご紹介しますと、
- 2021年5月29日:『13歳からのアート思考』オンライン講演会(一般社団法人日本青少年育成協会)
- 2021年7月25日:アート思考ワークショップ(練馬ジュニアアートプロジェクト)
- 2021年9月11日:オンラインワークショップ(海老名市立中央図書館)
- 2011年11月20日:手を使ってアート思考する3日間の実践講座2021(WASEDA NEO)
- 2022年1月30日:16万部のベストセラー「13歳からのアート思考」の著者、末永幸歩さんによるアート思考オンラインワークショップ(京都府地域交響プロジェクト)
他にも数多くの講演会やワークショップを行っておられます。
このご時世ですから、ZOOMなどを利用したオンラインでの開催も多くなっていますので、遠方の方でも参加しやすいですね♪
以下の末永幸歩先生のフェイスブックにて情報が確認できます。
また、子供向けワークショップ「ひろば100」の企画・開催もされています。例えば、「マスク」をテーマに開かれた回では様々なマスクが披露されていました。
コロナが流行っている近年、マスクといえば口と鼻を覆うものという固定概念がありそうなものですが、画像を見てください!
「そっち?」っていうオリジナリティ溢れるものがたくさんですよね♪
こういった自由を認めてもらえるという体験は、さらなる発想の自由を生み出してくれます!
末永幸歩の結婚した夫や子供はいる?
とてもお美しい末永幸歩先生、ご結婚はされているのでしょうか?
末永幸歩先生はご結婚されていました。
ご主人が一般の方ということで詳細は明かされておらず、写真などもありませんでしたが、インタビューでご主人のことを話しておられました。
夫は私とはまるで違うタイプで、経済学部経営学科出身のいわゆる“ビジネスパーソン”です。もちろん絵を描くことはありませんし、美術にもまったく興味がありませんでした。
(中略)
でも、私が授業についていろいろと相談しているうちに、すごく変わってきたんです。自分で現代アートの本を買うようになり、私よりも詳しくなっている部分もあったりして。
右脳派と左脳派の結婚といったところでしょうか。
お二人は価値観の違いを受け入れ、お互いに欠かせない相手なんでしょうね♪
素敵なご夫婦のようです。
また、1歳(2021年12月現在)の娘さんもおられるようです。
この画像は、ちょっと目を離したすきに娘さんが床にクレヨンでお絵描きをしてしまった時の画像です。
普通の親なら「コラ!何やってるの!」と怒ってしまうか、絶望してしまうところですが、末永幸歩先生は違いました。
このときの私は「ああ、これは拭くの大変だな……」と思いながらも、幸い水で拭けば落ちるクレヨンだったので、どうせならと、私も娘といっしょになって床に描いてみました。そうすると、画用紙とは違ってツルンと滑る床は、どんどん絵が描けることに気が付き、娘が短時間で大作を描きあげてしまった理由がわかりました。床は紙よりも大きなキャンバスなので、体や手を動かしたいままに動かすのがおもしろかったのかもしれないし、もしくは、床の上をクレヨンが走る感触を楽しんでいたのかもしれません。
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